¥老後貯金ナビ

退職金は一時金と年金どっち?受け取り方で変わる手取りを解説

退職金は「一括でもらう(一時金)」か「分割でもらう(年金)」かを選べる会社が多くあります。どちらが得かは税金や社会保険料で変わります。判断のポイントを整理しましょう。

最終更新:2026-07-17

¥
退職金は「一括でドンともらう(一時金)」か「毎年分けてもらう(年金)」かを選べる会社が多いよ。 どっちが得かは、税金・社会保険料・運用・使う予定で変わるんだ。順番に見ていこう🐷

退職金の受け取り方は3タイプ

勤務先の制度にもよりますが、退職金の受け取り方には大きく3つの選択肢があります。

一時金一括で受け取る
年金分割で受け取る
併用一部ずつ
退職金の主な受け取り方。制度によっては選べない場合や、割合を指定できる場合がある。

一時金で受け取るメリット

まとめて一括で受け取る方法です。最大のメリットは税金の優遇が大きいことです。

  • 退職所得控除・1/2課税が使え、多くの会社員は税金がかからないか、かかってもごくわずか (くわしくは退職金にかかる税金
  • 受け取った後は自分で自由に使え、住宅ローンの完済や新NISAでの運用など使い道を選べる
  • 公的年金と合算されないため、健康保険料などの社会保険料に影響しにくい

一方で、大きな金額が一度に入るため、使いすぎや"退職金を狙った"金融商品の勧誘には注意が必要です。

年金形式で受け取るメリット

退職金を毎年分割で受け取る方法です。受け取るまでの残額を会社が一定の利率で運用してくれるため、受取総額が一時金より増えることがあります。

  • 計画的に受け取れ、使いすぎを防ぎやすい
  • 据え置き期間の運用利率がついて、総額が増えるケースがある

ただし、年金形式で受け取る分は公的年金と合算されて課税されるため、年金にかかる税金や社会保険料が増えやすい点に注意が必要です。 「総額が増えても、税・社会保険料の増加で手取りの伸びは目減りする」ことがあります。

判断のポイントを整理する

どちらが有利かは人によって変わります。次の観点で、自分の状況にあてはめて考えてみましょう。

  • 税金:一時金は退職所得控除で優遇が大きい/年金は公的年金と合算で課税
  • 社会保険料:年金受け取りは健康保険料などが上がりやすい
  • 運用:会社の年金利率と、自分で新NISA等で運用する場合の期待リターンを比較
  • 使う予定:住宅ローン完済やリフォームなど大きな支出の予定があるか

制度によっては、一部を一時金・残りを年金で受け取る併用も選べます。 退職所得控除の枠内までは一時金、超える分は年金に回して合算課税を抑える、といった調整も可能です。

iDeCo・企業型DCがある人は受け取り時期にも注意

iDeCoや企業型DC(確定拠出年金)を一時金で受け取ると、こちらにも退職所得控除が使えますが、 会社の退職金と受け取る時期が近いと控除が調整され、税金が増えることがあります。 2026年からは調整される期間が延びるため、受け取り時期の重複を事前に確認しておくと安心です。

老後の手取り全体で考えよう

退職金の受け取り方は、その後の公的年金老後の生活費と合わせて、 老後の手取り全体で考えるのがおすすめです。受け取った一時金を運用に回すなら、非課税で長く育てられる制度が有力です。

受け取り方の選択肢や年金形式の運用利率は勤務先の退職金制度によって異なります。具体的な条件は勤務先の規程や担当窓口でご確認ください。

iDeCoシミュレーターで受け取りまでの積立を試算する節税しながら老後資金づくり。掛金で税金がいくら戻るか試算します。使ってみる →

よくある質問

Q.退職金は一時金と年金、どちらで受け取るのが得ですか?

A.人によって変わりますが、税金だけを見ると一時金が有利なことが多いです。退職所得控除と1/2課税が使えるため、多くの会社員は一時金なら税金がかからないか、かかってもわずかで済みます。年金形式は据え置き運用で総額が増える一方、公的年金と合算されて税金・社会保険料が増えやすい点に注意が必要です。

Q.一時金と年金は併用できますか?

A.勤務先の制度によっては、一部を一時金・残りを年金で受け取る併用が選べます。退職所得控除の枠内までは一時金で受け取り、超える分を年金に回して合算課税を抑える、といった調整も可能です。具体的な選択肢は勤務先の規程で確認しましょう。

Q.iDeCoや企業型DCがあると受け取り方で気をつけることは?

A.iDeCo・企業型DCを一時金で受け取ると退職所得控除が使えますが、会社の退職金と受け取る時期が近いと控除が調整され税金が増えることがあります。2026年からは調整される期間が延びるため、受け取り時期の重複に注意が必要です。

¥

あなたの場合は、いくら?

ここまで読んだら、次は自分の数字を。スライダーを動かすだけ、3分で老後に必要な額がわかります。

さっそく診断してみる